何歳からでも矯正治療はできますが、早期に治療を始めることで、装置を付ける期間が短縮可能な場合があります。また、かみ合わせや、歯磨きしにくい部分の虫歯など、不正咬合により生じる問題もありますので、早めに専門医へ相談いただくことをおすすめします。
参照大人になってから矯正治療を始めるのでは遅い? 参照不正咬合の問題点
おクチの状態によって異なりますが、大人の矯正治療であれば、固定装置が約2年、その後、保定が約2年程度と思われます。
参照矯正治療の流れ
定期的に行う装置の調整の数日間は、歯の浮いたような違和感や、食事のさいに鈍い傷みを感じることが事があります。すぐに慣れ、気にならなくなりますが、最初は、食事に柔らかいものを召し上がっていただくなどの工夫をおすすめします。
状態によっては手術が必要なケースもございますが、他院で手術が必要と診断された場合でも、矯正治療のみでうまくアゴのバランスを整え、手術を回避できるケースもあります。手術を行うか否かは、大きな決断です。信頼できる資格を持つドクターに診察してもらいましょう。
神経をとっても、健康な歯と同じように動きますので、矯正治療に差し支えありません。
歯が抜け、隙間をあけたままにしておくと、隣の歯まで倒れてしまうなど悪い影響が出てしまいますので、早期に治療が必要です。矯正治療では抜歯をしたスペースを閉じるように歯を並べるといった治療が多く行われますので、すでに歯が抜けてしまった場合でも矯正治療に差し支えありません。
差し歯や、ブリッジでも矯正治療に差し支えありませんが、矯正治療が進んでから差し歯やブリッジを造り直すことを案内することもあります。
先天的欠損でしょうか?この場合も足りない部分のスペースを利用して矯正治療を行うこともあります。(症例をご参照ください)
【Q】前歯の一部だけとか、気になる部分をピンポイントで矯正治療できますか?
例えば前歯1本だけでこぼこしているのを矯正治療することも可能ですが、かみ合わせを考えた上で判断します。
かみ合わせを安定させることでアゴの間接にとってプラスに働くことは間違いありません。
通常の金属を使った矯正治療で60万円〜100万円、裏側矯正(舌側矯正)で100万円〜150万円が目安となりますが、医院によって料金は異なります。当サイトでは大学病院の費用に準じて設定したものをご紹介しておりますのでご参照ください。
参照矯正料金・費用
分割払いや、全ての総費用を一括で支払うなど、医院によりさまざまですが、金額が大きいので、ほとんどの医院で分割払いを取り入れています。受付で確認しましょう。
かみ合わせなど不正咬合の治療が目的であれば医療控除が受けられます。確定申告で医療費控除を申請すると、1月から12月までの1年間で10万円を超えた医療費について一定の所得税の控除がうけられます。医療費控除の申請には、領収書が必要ですので、医院からもらった領収証はきちんと保管しておきましょう。審美的な目的の場合は適応外です。
顎変形症や唇顎口蓋裂などの特定の疾患の場合は適応されますが、それ以外は保険適応外です。
厚生労働大臣が定める先天性疾患
唇顎口蓋裂
第一・第二鰓弓症候群
鎖骨頭蓋異骨症
Crouzon症候群
Treacher-Collins症候群
Pierre-Robin症候群
Downs症候群など
認定医は歯学部を卒業後、大学の矯正科や、矯正歯科医療機関で最低5年以上の臨床経験を積み、発表、試問に合格した医師のみが日本矯正歯科学会にて認定医と認められます。専門医は更に高いレベルの資格であり、認定医取得後、更に、矯正歯科医療に最低6年以上従事し、多くの試問に合格しなければなりません。これらの資格には5年ごとの更新が必要です。矯正歯科医療は特殊な技術が必要ですので、医院を選ぶ一つの基準として認定医、専門医をお薦めします。
→専門医、認定医は日本矯正歯科学会で確認頂けます。
参照医院探しのポイント 参照認定医・専門医
通院が難しいということなら、通常は転居先で、継続診療を行って頂ける医院を紹介します。
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